白頭山を筆頭に息を呑むような絶景、豊かな動植物の楽園がそこにあります。一生に一度は行きたい大自然が魅力の北東部エリア。
白頭山
白頭山(백두산 ペットゥサン):まるで別世界のような絶景。広大な大地に現れる標高2,750mの朝鮮最高峰。頂上には神秘的なカルデラ湖・天池があります。 古くから朝鮮民族にとっての霊山であり、金日成将軍率いる朝鮮人民革命軍が抗日闘争した革命の聖地です。
西へ鴨緑江、東へ豆満江が流れ、この2つの河が中国との国境をなしています。 気候の変化が激しく、最高気温は18度、最低気温は氷点下47.5度にもなります。9月下旬から天池が凍り始め、6月初旬まで溶けないほど。観光シーズンは夏季(7・8月頃)となります。
峰々の周囲の草原では、高山植物を見ることができます。周辺には抗日闘争の拠点であった白頭山密営を始めとする7つの密営跡があります。 また、溶岩がせき止めて作った湖・三池淵、岩の隙間から湧き出る滝・鯉明水瀑布などがあります。
(特産品)ブルーベリー製品(酒、ジュース、ジャム)。
ジャガイモ料理:産地ならではの多種多様な料理が魅力。
イワナ焼き
山菜料理
Photo by Mark Fahey
七宝山
七宝山(칠보산 チルボサン):古くから「咸北金剛」と呼ばれた山岳美。海岸と組み合わさった天然の芸術。その美しさに天女が降り立ったという伝説があります。
内七宝、外七宝、海七宝の3つに分けられ、外七宝は万物相の迫力ある風景。海七宝は海にせり出した自然のアーチがまるで絵画のよう。 ハイキングだけでなく海水浴、さらには民宿では伝統的な暮らしが体験できます。都市の喧騒を忘れて過ごすには最適の地です。
海鮮料理:東海(日本海)産の海産物を使った料理が楽しめます。
マツタケ料理:七宝山マツタケはコクのある味わいと特有の香り、健康に良いとされる効能などにより朝鮮産キノコの中で最上級品に位置づけられています。
Photo by Uri Tours
羅先
羅先(라선 ラソン):ロシア、中国と接する朝鮮北東端に位置し、東海の国際貿易港である羅津港を擁する経済貿易地帯は、豊かな生態系を持つ動植物の宝庫でもあります。
羅先渡り鳥保護区、アルソム海鳥繁殖保護区、牛岩オットセイ保護区があり、海鳥とオットセイ、アザラシを観察する遊覧船観光も楽しめます。三国国境を眺められる朝中露展望台も。
海鮮料理:カニ、カキ、ウニ、ナマコなど東海産の豊富な海産物が魅力です。
Photo by Caitriana Nicholson