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開城・妙香山・南浦の観光・グルメ

世界遺産である古都・開城を始め、軍事境界線、自然景観の美しい山岳まで。平壌から近い西部エリアの各地は多様な見どころに富んでいます。

開城〈世界遺産〉

開城(개성 ケソン):千年の歴史を持つ高麗の都・開城は時を越えて格調高い文化の息づかいが聴こえてきます。朝鮮初の統一国家・高麗が建てられた918年から首都となって以来千年以上の歴史を誇ります。

中心部の子男山の麓には南大門、善竹橋、崧陽書院など14-16世紀の建物と古い家が立ち並ぶ民俗保存区域。北方の松嶽山の麓には高麗時代の教育機関・成均館ソンギュングァンが高麗博物館となっており、貴重な文化財が保存されています。

  (特産品)朝鮮人参

  飯床器パンサンギ:高麗時代からの伝統と格式を持つこの宮廷料理を伝統的な雰囲気の中で味わうことができます。揃いの器(飯床器)に出されるところからこの名が付いており、朝鮮人参の蜜漬け、ツルニンジン焼き、キュウリの蒸し物、ワラビと平茸のナムル、ドングリ寒天、飯、水キムチなどが並びます。

  参鶏湯サムゲタン:この名前で有名な料理は開城が発祥で「人参タッコム」と呼びます。一羽の鶏肉の中に朝鮮人参や松の実などを詰めて煮込んだ肉スープ料理です。

Photo by Baron Reznik , Uri Tours , BRJ INC.

板門店

板門店(판문점 パンムンジョム):朝鮮分断の象徴の地。1953年7月、朝鮮戦争で米軍との間に停戦協定が締結。東西248kmに及ぶ軍事境界線が設定され、北南2kmの範囲は非武装地帯(DMZ)に。板門店には共同警備区域(JSA)が置かれ北南の接触の場所となりました。

板門店見学では、超えられない線の上に建つ軍事停戦委員会本会議場の中まで入ることができ、停戦談判場・停戦協定調印場も見学できます。

Photo by Clay Gilliland , Mark Fahey

妙香山

妙香山(묘향산 ミョヒャンサン):香気漂う神秘的な山。峡谷や無数の滝が織りなす美しい自然景観と史跡が見どころです。上元洞、毘盧峰、万瀑洞の3つの登山コースが整備されており、滝や史跡をめぐることができます。

普賢寺ポヒョンサは高麗時代に建てられた朝鮮5大名刹で国宝「八万大蔵経」が保存されています。大雄殿は朝鮮戦争時に消失しましたが、復元されました。国際親善展覧館は、世界各国から金日成主席、金正日国防委員長へ贈られた品物が展示されています。

また、近くには朝鮮随一の鍾乳洞・龍門大窟があります。

  山菜料理:特産であるタラの芽、ワラビ、オタカラコウ、シラヤマギクなどを使った山菜料理が有名です。

  ニジマス料理

Photo by Uwe Brodrecht , Mark Fahey

南浦

南浦(남포 ナムポ):西海(黄海)に向いた港湾都市。大同江の河口に造られた西海閘門は8kmもある長大な閘門。郊外には平南ピョンナム温泉(龍岡リョンガン温泉)や平壌ゴルフ場もあります。

  ハマグリのガソリン焼き:正しくは「貝焼き」。屋外でハマグリを直火で焼き上げる豪快な料理が有名です。

Photo by Uri Tours

沙里院

沙里院(사리원 サリウォン):「民俗通り」は歴史と文化を体感できるテーマパークです。

Photo by Clay Gilliland

九月山

九月山(구월산 クウォルサン):約600種の植物が生い茂り、色とりどりの花が咲きます。秋には紅葉が美しい。月精寺や九月山城跡などの遺跡もあり、近くのクァイル郡は果物の産地です。

※画像は朴吉男『朝鮮の名勝と由来』(朝鮮民主主義人民共和国外国文出版社)より

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